今回の記事では2024年12月にウィーン、ブダペスト旅行でエミレーツ航空を利用した際の様子をお伝えいたします。航空会社選びからチケット予約、オンラインチェックイン、空港での預け荷物チェックインまでの記録を旅の始まり編としてシェアしますので、これから旅行を計画している方に少しでも参考になれば嬉しいです。
エミレーツ航空とは
1985年、ドバイ〜カラチおよびムンバイ間のルートで就航開始し、以降は機内エンターテイメントをリードする航空会社として頭角を表します。2014年にはBrand Finance社により世界で「最も価値のある航空会社ブランド」に選出され、更に2016年にはスカイトラックス•ワールド•エアライン•アワード2016にて「ワールド•ベスト•エアライン」に選出されました。現在もドバイ国際空港を拠点に世界各地に就航しており、機内エンターテイメントやサービスの質の高さでその人気を誇っています。
私がエミレーツを選んだ理由
ヨーロッパ旅行へ行くことが決まり、出発の半年前くらいから航空券探しの旅が始まりました。複数の航空会社を比較し、ようやくたどり着いたのがエミレーツでした。ここでは私がエミレーツ航空を選んだ理由2つについて紹介いたします。
空飛ぶ宮殿を体感してみたい
エミレーツ航空と言えば時に「空飛ぶ宮殿」と言われるくらい、機内設備の華やかさや食事などのサービスのレベルの高さが有名ですよね。普段国内便や近場の海外旅行でLCCばかり利用している身としては、次いつ訪れるかもわからない長距離便での海外旅行は移動時間すら特別なものにしたい!という気持ちがありました。
そんな中、エミレーツ航空は評判も良く、予算的にはギリギリではありましたが、求めている条件にはぴったりな航空会社でした。
実際に搭乗した際の様子は後日記事を書く予定ですので、気になる方はそちらもご確認ください。
トラブル時の対応がある程度信頼できるか(?)
そしてもう一つ、私が重要視したことがあります。それは、運行キャンセルや乗り換えトラブルが起きた際、誠意ある対応をしてくれそうかどうか、です。
これについては正直どこまで参考になるのかわかりませんが・・・。エミレーツだから絶対に安心ということではなく、どの航空会社でもその時の状況や対応する人によっては最悪な対応になることもあると思います。あくまでも過去の体験談等を見ていてまだエミレーツは良い方かな?くらいの感覚です。
とはいえ何故私がそこを重要視したかというと、今回の旅行は旅行会社等を通さない完全な個人旅行だったからです。乗り換え時のトラブルというのは調べれば沢山体験談が出てくるのですが、自分がその立場になったらと思うとゾッとしますよね・・・。
予期せぬ天候の悪化や機材トラブルなど、自分ではどうすることもできない理由でスケジュールが狂ってしまうことは多々あります。旅行会社のツアーのように助けてくれる添乗員さんや相談できる電話窓口がないということを考えると、少しでも信頼のおける航空会社を選びたかったのです。
もう少しお安い航空会社もあったのですが、よくよく内容を見てみると何か変更があった際の手数料が高かったりして、保険で賄おうとすると結局あまり大差がなかったのも決め手となりました。
結果的には往路復路とも特に大きなトラブルなく旅行を終えることができましたが、少しでも心の余裕を持って旅行できたことは本当に良かったと思います。
公式サイトからチケット予約
エミレーツの航空券を予約する方法はいくつかありますが、私の場合skyscannerで検索してエミレーツ公式サイトで予約という手順を取りました。今回私はエコノミークラスを予約したので、ここからはエコノミークラスで予約する場合のお話となります。
エミレーツのエコノミークラスではSaver, Flex, Flex Plusの3つの予約プランがあり、Saverが1番安いプランで、右に行くにつれ高いプランとなります。それぞれ無料預け荷物の重量上限、座席指定の有無、マイル、ビジネスクラスへのアップグレード条件、変更手数料、払い戻し手数料が異なっており、旅行者の予算に合わせて選択する形になっています。ちなみに安いプランは売り切れになっていることもありますので、その場合は残されたプランから選ぶことになります。
私の場合往路はSaver、復路はFlexで予約しました。Flexの場合レギュラーシートの事前座席指定が無料となりますので、チケット購入時に復路の座席指定は済ませておきました。
今回エミレーツ公式サイトからチケット予約をしてみて感じたことは、サイトの作りが非常にシンプルでわかりやすいということです。実はもう一つ候補だった航空会社のウェブサイトも見ていたのですが、日本語に対応してはいるもののちょっとした表現がおかしかったり正しく表示されなかったりして、大きい買い物をするにはちょっと不安だなと思っていました。
エミレーツ公式サイトはどのプランだとどんな条件のチケットが購入できるのかということが明瞭に示されており、日本語表示で違和感なく予約することができました。海外旅行初心者の方でも簡単に予約することができますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
エミレーツ航空公式ホームページ https://www.emirates.com/jp
オンラインチェックインで事前座席指定
今回私はエミレーツ公式アプリからのオンラインチェックインを利用しました。購入したチケットのプランによっては事前に座席指定ができないものがありますが、その場合でもオンラインチェックインを利用すれば出発時間の48時間前から無料で座席指定することができます。
私の場合往路の成田〜ウィーン便が事前座席指定のできないチケットだったので、きっちり48時間前にアプリにログインしてチェックインと座席指定を済ませることができました。
手順というほどのものでもないですが、下に流れを記しておきます。
エミレーツ公式アプリをインストール
まずはお使いのスマホにアプリをインストールしましょう。Playストア等で「エミレーツ」と検索するとエミレーツ公式アプリがヒットしますのでインストールします。オンラインチェックインを利用するにはパスポート番号等の個人情報が必要ですので、あらかじめ入力しておきます。
オンラインチェックインで座席指定
オンラインチェックインは出発時間の48時間前から開始されます。仮に1月20日22:00出発の便だったとすると、1月18日の22:00からオンラインチェックインが可能となります。もし忘れそうな場合でも、事前にアプリを入れておけばオンラインチェックイン可能時刻にメールでお知らせが届きます。あとはアプリを開いてチェックインを済ませるだけです。チェックインと同時に座席指定ができるようになりますので、お好みの座席を選びましょう。
以上。非常に簡単です。
今回私は2人分のチケットを購入していたのですが、アプリから2人分まとめてチェックインすることができました。12月のヨーロッパは繁忙期でもあるので座席がどれだけ残っているか恐る恐るでしたが、48時間前の時点では意外とまだ選べるなという印象でした。とはいえ当日のフライトはほぼ満席でしたので、やはりできるなら早めに座席指定しておくことをオススメします。
ちなみに、本来私は窓際席大好きなのですが、今回は10時間以上の長時間フライトということで通路側の並び席を選択しました。離陸してからは食事も複数回ありますし、飛行機の中は空調があるとはいえ少しひんやりしていていつもよりトイレも近くなってしまいます。トイレ事情が心配だなーと感じておられるなら通路側はオススメかもしれません。ただ今回は夜にドバイ到着便だったのですが、着陸前に見えるドバイの夜景が本当に素晴らしく、もし写真を撮ったりしたいのであれば窓際席を選ぶのも良いかもしれません。
写真は帰りの便でドバイ離陸直後に撮ったもの。しばらくキラキラした夜景が楽しめます。

出発当日
預け荷物のチェックイン
出発当日、余裕を持って3時間前に空港に到着しました。エミレーツのカウンター近くまで行くと案内のスタッフさんが何人か立っておられ、オンラインチェックイン済みの列に案内していただきました。以前国内便でLCCを利用した際には預け荷物もセルフチェックイン機で済ませられたので、てっきりエミレーツもそうなのかと思っていましたがカウンターで手続きするようです。
パスポートとオンラインチケットのスマホ画面を見せて、預け荷物を台に乗せます。スーツケースは帰りのお土産のためにかなりスペースの余裕を持たせていたので、重量は余裕でクリアしました。ここで紙のチケットも受け取り、あとは手荷物検査と出国手続きに進むだけです。
機内持ち込み手荷物について
私は機内持ち込み荷物として上限サイズギリギリのバックパックを持っていたのですが、これについてはチェックインカウンターでもその後の出発ゲートでも特に重量やサイズをチェックされることはありませんでした。こういうのって抜き打ちなんでしょうか・・・普段LCCばかり使用しているのでサイズと重量にはかなり気をつけていたのですが、なんだか拍子抜けしてしまいました。
ちなみにエミレーツの出発ゲートは66番ゲートだったのですが、これが最果てのゲートでして、歩いても歩いてもなかなか着かない。成田からエミレーツに搭乗する方は出国したからといって安心せず、時間に余裕を持ってゲートに向かうようにして下さい。
写真は一つ手前の65番ゲートから撮ったもの。66番ゲートは窓全面が結露しており、記念写真を撮ろうにも何も見えない状態でした。

本日はここまで。最後まで読んで下さりありがとうございます。次回もウィーン、ブダペスト旅行についての記録を綴っていきますので、引き続き読んでいただけますと幸いです。